「ジャミール、武器を取らないで!」-日本人少女からの手紙 

作者ウソダジョー・てつや

自爆テロで家族全員を失ったパキスタンの少年が、文通友だちの日本人少女によって気づかされることとは?

 イスラム原理主義者たちによるテロが、相変わらず続いています。かつてはイスラム教徒とキリスト教徒が平穏に仲良く暮らしていた土地でも、今は違います。この詩の舞台はパキスタンです。日本の少女と文通している少年の町でテロ事件が起きました。少年は家族を失い、ひとりぼっちに。仕返しを誓う少年に、日本の少女は手紙を書き続けます。