人が住む世界。人ではないモノが住む世界。そこを繋ぐ入り口は意外と身近にあるのです。そう、例えば、急にいなくなった家族の部屋の中、とかね。





「お待ちしておりました。」


見たことがない住人、

見たことがない風景、

見たことがない世界。


「選ぶのは、お前だ。」


王が支配するという領域と人間が住む街。

そこに迷い込んだ私は、ある事実に気づく。


「お前を助けよう。」


人間ではない美しい者たち。

不思議な力を使う人々。


「必ず探し出して見せる。」



ーーその先はきっと。