「ひーくん、ごめんね、大好きだよ」私は、私のために、悪魔のような暴走族に命を差し出す──。私は、明日きっと、彼に殺されるだろう。





狼 と 共 に 在 り た い



それは、私を想ってくれる人達への

最高の裏切りって分かってた


それでも私は──



こ の 手 を 振 り 払 え な い の



ひーくん、ごめんね、大好きだよ



狼 は 、 悪 魔 だ っ た



ばかみたいに裏切られて

心の底から憎くもなった


けど、自分勝手に裏切った愛しい人に

助けを求める事は出来ないから──



自 業 自 得



もうやだ


こわい


くるしい


しにたい



助 け て



大ばかな私を殺すのは破壊と滅亡を好む

悪魔のような不良だと確信した