Crazy Heart Again④(完)

何年か前にも読んだんですけどやっぱ最高です！！！ まだまだシリーズを続けてほしいくらいです！

mel

2019年8月3日

感動をありがとうございました！！ 最初『Crazy GIRL（以下CG）』の方を読んだので、時系列的に、『Crazy Heart（以下CH）』を読むべきかと思いましたが、読み終えた今、どっちも合っている気がしました。またこの当シリーズを読む時は、CH③のCGの章で一旦CG本編の方を読んで見たいと思います。 今まで暴走族をメインに、極道などの不良作品を読んできましたが、不良用語を多々使用する作品はあっただろうかと思います。それは、当作品を執筆するにあたり、病気も含め調べている努力が見受けられました。 また、CGもCHも、不良（夜の人間）になった理由があり、決して物事は綺麗事ではなく、仲間と言う存在が如何に大切なのかと思い知らされた作品だと思います。 当作品は、仲間同士がただ和気藹々と遊んだりするのではなく、一人一人の人物が何を大切にして生きがいとし、仲間として支え助けるのか、また、現実逃避をして間違った道に進んだとしても、後悔して前に前に進もうとする姿が、輝いて見えました。 長編作品ですが、登場人物の心情が分かりやすく、心が痛いシーンが多かったけど、感動作をありがとうございました。

ろな

2013年2月25日

現実、愛執、夢想、暗涙、葛藤、愁心、愛惜、愛慕―― 現実を見て、愛情を断ち切れず、夢にまで想い、ひそかに涙し、矛盾する心を抱えながら、心を痛み悲しませ、失いたくないという気持ちを強く持ち、深く愛し慕う―― ああ、難しいな、と思います。 この作品には、本当に泣かされました。 決して、恋愛は楽しいだけではない、綺麗なわけない。それでも――そんな叫びが痛いほどでした。 主人公・真奈にはヒヤヒヤさせられっぱなしでしたが、過ちがあったからこそ成長していける彼女は、褒められたものではないにしろ、心に訴えかける何かを持っていました。 姉妹愛、仲間意識、恋 たくさんのものが詰まっている、苦くも暖かい宝箱。そんなお話でした。 シリーズもので、確かに長いのですが、その分の重み――心理描写、感情の移り変わり、心の成長……どれも手を抜くことなどなく、つくられている作品です。 気づけば、時間を忘れて読み進めてしまいます。 どうか、この作品が、たくさんの人の心にふれますよう…… 長文・散文、失礼しました。