老婦人の遺言は、介護をしてきたはるかが一緒に埋葬されることだった
70歳の美子が介護を申し込み、美子と介護士、はるかとの暮らしが始まった。
やがて、美子は、寝室で、はるかに手を握られながら、息を引き取った。
美子の遺言は、「介護してきたはるかが、一緒に墓に入ること」だった。