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気づけば、夢中になって読んでいました思った事を、正直に書かせて貰います。内容は非常に重い。まず滅多にお目にかかれない題材だ。最初の数ページは興味半分で読み進めるが、途中からページを捲るのが遅くなる。それでも最後まで読めたのは、重い内容の割にはライトなタッチで筆が進んでいるからだろう。おそらく筆者は、この作品を書き進めている中で、この長い数年の時を整理しているのだろ思う。その気持ちが、言葉の隙間から漏れている。家族への気持ち、特にお嬢さんへの気持ちは特別で、お孫さんが誕生した場面は、読んでいるこちら側もジーンと胸が熱くなった。読み応えのある大人の携帯小説を求める人に対しては、ぜひおすすめする。最後に、勿体ない話。始めから終わりまで、単調な線で書かれているので、なかなか読み進められない時がある。章題や、会話文に「」をつける。1ページの分量を、大まかに一緒にする。これだけで、グッとメリハリがつき、より多くの方に読んで頂ける作品になると思う。ちょっと上から目線な感じで、申し訳ない部分もありますが、この作品に出会えた事に、感謝します。