福子

ノスタルジックファンタジー
家族というものは、あまりに近くにありすぎて、ふとした瞬間に、居ても居なくても同じだ、なぁんて思ってしまう。


隣にいるのが当たり前になってしまった時に、自分の手から離れてしまう事にようやく気付いて、その大切さに胸が苦しくなる。

うりちゃんの可愛らしさはもちろんですが、主人公が見つけた宝物は、自分の命も惜しくないほどの、かけがえのないものだったのではないでしょうか。


いろんな問題があるけれど、今、この一瞬を大切に生きる、そんな輝きを持った作品です。