流星

本格的な大河歴史ドラマでした
第二次世界大戦敗戦後という混乱した時代を舞台にしたラブロマンスでしたが、時代背景の描写が分かりやすくて、主人公エリザベートの置かれた立場をイメージでき、感情移入もしやすかったです。

かつては敵・味方だった二つの国の男女の間に生まれた愛。
しかも死んだはずの夫が登場し、二人の男性の間で戸惑いを隠せないエリザベートと、嫉妬と愛情の間で揺れるアレクセイの心情にも共感できました。

キャラクター描写もしっかりしていて、横文字の名前でもすんなり記憶に残ります。

内容は、ケータイ小説にはしておくのがもったいないくらいのクォリティの高さです。
ハードカバーの小説でもいいくらいです。
あと漫画でも読んでみたい気がします。