王宮から出ることを禁じられた白銀の髪を持つセレーナと城下町に住む一人の少年の身分違いの恋・・・。

 5年前。大きな戦争が起きた時、国境では多くの人が戦っていました。



 12歳の俺には見たくないような光景が並んでいた。



 悲しかった・・・怖かった。



 そんな時、銀色の髪をなびかせ、青い鎧をまとった俺と歳はそう変わらない子が泣いている俺を見て、言った。



 「私がこの国を守る」



 彼女は死にました。



 そして、国民は彼女を・・・




 「英雄」と呼ぶ。