夢を見た。
思い出したくもない…
あの、出来事…
「なぁ、お前の家すっげー貧乏だよな!」
みんなが私を見ながら笑っている。
「結生ってさ~、前から思ってたけど『ブス』だし
『汚い』し、人間って言うより『家畜』っぽいよな」
「しかもチビっていうね」
みんなの視線が来る
「なぁ、お前もそう思うだろ、一樹」
「ん~…」
前みたいに、俺の幼なじみにそんなこと言うなって
言ってよ…
泣きながら一樹に訴えかけるように目を合わせた。
でも、一樹は私が掛けてほしかった言葉とは、全く
違う言葉を口にして…