幼馴染なんて所詮こんなもん

作者乃愛

 蒼依 結生 (あおいゆい)は高校生なりたての16歳。
ある日、結生は違うクラスのちょーモテモテな男子に声をかけられたけどそれはなぜか・・・!?

 

 夢を見た。



 思い出したくもない…



 

 あの、出来事…





 「なぁ、お前の家すっげー貧乏だよな!」


  

 

 みんなが私を見ながら笑っている。


 

 


 

 「結生ってさ~、前から思ってたけど『ブス』だし


 

 『汚い』し、人間って言うより『家畜』っぽいよな」


 

  

 

 「しかもチビっていうね」


 

  


  


  みんなの視線が来る


  


 


  「なぁ、お前もそう思うだろ、一樹」




  「ん~…」




  前みたいに、俺の幼なじみにそんなこと言うなって


  

  言ってよ…

  

  



  


  泣きながら一樹に訴えかけるように目を合わせた。





  でも、一樹は私が掛けてほしかった言葉とは、全く


  

  違う言葉を口にして…