いやです!【完】

作者Lirico

「頼むぜ?…副委員長」そう言ってあいつは、いつもあたしに仕事を押し付ける。その度咄嗟に「いやです!」――って答えちゃうのは……どうしても君に、素直になれないから。



「それ、持ってっといて」



「委員会、お前が出ろよ、って言ってんの」




…は?なんであたしが。


そんなの絶対――


「いやです!」





「これから俺の言うことに対して、

"いや"って答えんの、無しだから」



「頼むぜ?…副委員長」




…だけど、彼に頼まれると


やっぱり断りきれないんだ―…






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お題【Sな××】


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