交通事故で過去を忘れてしまった女、小野寺華、二十年以上連れ添った夫と離婚、東京へとやってきた彼女。
四年目の秋。
あわや、またしても交通事故に巻き込まれそうになった華は、車を傷つけたとして、会社の社長に言いように使われるよう約束させられる。
二週間のお泊りは、服従、それとも調教?体まで差し出して。
このままどうなってしまうのかと思いきや、そこには社長の隠し子まで現れ、今度はベビーシッター?
叔母さんはどうなってしまうのか?
記憶をなくしたピュアな女性を取り囲む近所の人たちの付き合いを通して、社長の心もほぐれ始める、そんな中、次々起きる小さな事件は、華と社長の絆を深めていく。