触れてはいけない運命に触れてしまった一夜の過ちがご無沙汰だった恋心を攫った。想いが募るたび崩れ落ちる哀しい宿命は私を泣かせ、そして強く輝かせた。
可愛くなんて今さらなれない。
素直になんてもうなれない。
想像していた大人と、
今の私は全然違っていて。
恋もまともにできない強情の塊。
そんな私は、
「おはよ、起きるの早いね」
「……は?」
会社でチャラいと有名な男と寝てしまった…。