彼女にとって俺は幼なじみにすぎない。それ以上にはなれない。・・・だから歌ってほしいんだ。俺の大好きな声で、俺の作ったこの唄を・・・。


俺が会いに行くたび


彼女は嬉しそうな顔をして俺に歌をせがんだ。



彼女がいつもせがむその名前の無い唄に


俺は内緒で名前をつける。






             彼女の好きな唄