人嫌いな猫みたいだった彼は、「お嬢!今日も愛してます!!」立派な忠犬になりました。
それは、ただの気まぐれだった。
「・・・汚れるぞ。」
オレンジの髪。
「拾ってあげる。」
わずかに藍色がかった瞳。
人嫌いな、猫みたいだった“それ”は、
「お嬢!!今日も一段とお美しいです!!」
「お嬢、世界で一番愛してます!!」
「・・・うるさい。」
立派な“忠犬”になりました。
「ずっと隣にいます。お嬢が俺を必要としてくれるなら。」