高校生になったばかりの麗央は普通の女子高生とは違い、期待も希望も夢も持たずに入学式を迎える。そんな時に、襲われそうになったとこを侑里に助けてもらいーー!?
出会って別れてーーー
所詮、私たちが生きる世界はそんなもの。
だから私は、ただ時間がすぎるのを待った。
どうせ別れるぐらいなら出会わなければいい。
別れを惜しむなら、仲良くならなければいい。
そう思う私は、どこかズレているのかもしれない…
でも、間違っているとは思わない。
――――そんな私が彼らに出会い、心を開くとは今の私には考えることすら出来なかった。