『ようやく抱き締められた・・・さくら』遠い遠い時代で君だけを探していた。声も姿も思いも届かない、この場所から・・・ずっと・・・・



「お前は、俺の天女だな」




何よそれ?

私は笑いながら君に言ったあの、愛おしい日々に戻りたいと、今でも願う。



君の声も聞こえない




君の姿もみえない




君に抱きしめてもらえない



私の声も届かない




私の姿もきっと見えない




だから

君を抱きしめてはあげられない




遠い遠い時代で


ただ君だけを探していた








この物語はフィクションです。

実際の人名・事件・団体等は一切関係はありません。