そこには不思議な縁がある

作者みむ

天文室で出会った彼は、同じクラスの根暗くん。「なんでここにいるの?」前髪の隙間からのぞく素顔に不意打ち食らったり。「ねえ、キミ名前なんだっけ?」…本当にもう。

「あ」


「…え?」


「ついに出くわした」


「…喋った」


天文室で出会った彼は、同じクラスのもさもさ頭の根暗くん。


「なんでここにいるの?」


「それ、こっちの台詞」


前髪の隙間からのぞく素顔に不意打ち食らったりして。


「ねえ、キミ名前なんだっけ?」




…本当にもう。