「あっ…」
「?誰?迷子?」
「迷子…です。」
シャルは素直に迷子と認めるとヒミコは困惑した顔で、悩んでいた。
「…アイドルの忍部ヒミコちゃん⁈」
「うん。忍部ヒミコだよ?だけど、何処から来たの?見たコト無いなー…」
「ギムの国だよ‼︎亡国の国・ファラの国の…」
「あっ‼︎もしかして、ご近所さん⁈」
「そうそう‼︎」
一方・高校生組はというと…
「シャルの奴どこ行きやがった‼︎」
「…あの子、巨大クレープを求めて消えちゃったわー‼︎」
ロクスリーはもう既にキレの限界を超えていた。
「これからどうするのですか?」
グリフが虎王に聞くと虎王は何故か、安心出来るような感じを感じていた。
「探しに行こう。」
ヒミコ・シャル組
「胸のサイズもしかして、Bの93.2cm⁈」
「そうだよ。だから、スク水とかきついんだ〜‼︎」
ヒミコとシャルは胸の事で盛り上がっていた。
「トゥーラってどんな人⁈」
「何時もヒミコちゃんの事惚気てる〜‼︎七夕の日なんか何か凄いにやけてたよ‼︎」
「トラちゃんっば〜‼︎もう恥ずかしい〜‼︎♥︎」
ヒミコは照れているのかシャルの背中を思いっきりバシバシ叩いていた。
「ロックはいつも明るいよ〜‼︎」
ヒミコは天使の微笑みを浮かべていた。
超美少女なだけある。
「迷子か〜…懐かしいな〜‼︎迷子になったら、必ずトラちゃんがみつけてくれたな〜。」
「ヒミコお姉ちゃんも迷子になったことあるの?」
「うん。あるよ」
ーーー5年前
『トラちゃぁん…何処なのだ〜…?』
『トラちゃぁ〜…トラ…』
『うわぁん‼︎トラちゃぁ〜ん‼︎』
『ヒミコ‼︎』
『トラちゃん‼︎』
『大方迷子になってたんだなー‼︎』
『わっ…笑い事じゃないのだ〜‼︎』
『まっ‼︎またヒミコが迷子になったらオレ様が見つけてやる!』
『……うん///////』
「ーーーっていうことがあったんだ。」
シャルは思った。
『1日でも早く、虎王をヒミコに合わせる為に神部界につきたい…』と。