日も東に傾き始めた頃、ヒミコとシャルはヒミコの仕事場に行き、手掛かりを集めていた。
「ヒミコちゃんその子は?」
「シャルっていう子。…で迷子なんだって。仲間が何処にいるか分からないんだって。」
「へ〜…そりゃ大変だ。で特徴は⁈」
シャルは悩みに悩み始めていた。
「1人は角が生えてて金髪。もう1人は茶髪でちょっと黒が混じってる。もう二人は赤と金の髪をしている双子。んでもう二人は大きいのと髪が立ってるの。」
ヒミコはこの特徴を聞いて何処かで聞いたことがあると確証した。
でもそれは見てみないと分からない状態だった。
(角が生えてて金髪…赤い髪と金色の髪…)
ボソッ
「角は…魔界皇子の証。赤い髪と金色の髪…⁈」
「ヒミコお姉ちゃん?どうかした?」
「ううん…何でもないよ。」
ヒミコは分かり始めていました。シャルが言っていた仲間…それは学園でアグの国に行った時、見かけた人達の仲間だったのです。