つきおか 晶

時を重ねるごとに
近くにいればいる程、年を重ねれば
重ねるほど、なかなか素直な
気持ちを口に出すことは出来なくなって
いってしまうもの。

画面の向こうで愛を叫んでいる人達に
恥ずかしさを感じつつも
どこかで羨ましく思う、自分。

何気なく流れていく日常の風景に
揺れ動く彼女の気持ちは
共感できるものがありました。

ラストは微笑ましくて。
ニタリ、と顔を緩ませながら、読ませて
いただきました。