君になら何度でも

作者空音

好きな人に好きな人がいると知ったうえで気持ちを伝えた空音。その日から努力を惜しまなくなった空音に彼は…。事実をもとにして書き上げる青春ラブストーリーです。


「あたしはあんたの恋を応援するから。頑張ってね」


「ありがと」


「これからも友達で、ね」


「当たり前だろ」


大好きで大好きでどうしようもない彼に好きな人がいると知ったうえで気持ちを伝えた。

終わらせるためじゃなく、再スタートさせるために。


バットエンドであろうとハッピーエンドであろうと彼に恋したことは後悔しない。



『空音《ひろね》』

優しくあたしの名前を呼ぶ声は今もわたしの耳に残っています。