キミが手を引いてくれたなら

作者結季

足元にある小さな幸せに気づかないで、

先にあるモノを掴もうと必死になる。


それが普通で、それが当たり前なのが人間


欠けている人だからこそ、見つかるものや

感じるものが多いのかもしれない


私も、同じで 自分を不幸者にしていた。

それはとても、楽だ。


けど、とても寂しい人だ。

そう気づくのに時間はかからなかった。


食に恵まれていること、家族がいること、五体があること。


些細なものに感謝しないと見失う。

私の言葉じゃ少なすぎて、下手すぎて、伝わらなくて


もしかすると、さらに誰かを追い詰めてしまうのかもしれない


けれど、どうか どうか 届いてほしい