結季

壊すことよりも 壊れることよりも

守ることの方がずっと ずっと難しくて

誰かを傷つけるよりも 自分を傷つけるよりも

愛することの方がきっと きっと難しい


あたしのこの両手は傷つけるためではなく、
誰かを包むためにありたい

あたしのこの両足は誰よりも一番にあなたの下、
行き着くためにありたい

あたしのこの声は寂しくないよう、
囁き続けるためにありたい …