少女Sが生きた証をここに記します。

作者少女S

助けて。


それが初めて彼女から聞いた言葉だった。


だから、私は彼女の声に耳を傾けた。

彼女は20歳。


20歳にして、彼女はこの世を去った。



そして私は生まれた。



彼女のことを忘れない為に、ここに記します。