君は、悲しい時も悔しい時も、
人前では絶対に泣かないと決めていた。
たまには泣きなよ、言ってみた所ではい、そうですねと
言う訳もない。
僕の前でくらい泣いたらいいのに
僕の前で泣いたらいいのに、
僕の前で泣いてほしい。
僕のわがままに、君は笑う。
そしてまた、
―――――――――――君は優しい嘘をつく。