好きの伝え方。

作者うさみ

素直になれない女といつでも迫る甘い男。両想いなのになかなか成立しない想いは、互いに届くのか――。





「好きだ」



甘いフェイス、甘いヴォイス。


長い睫毛が影を落とす透き通る瞳。




誰だってときめくはず。



そう、わたしだってドキドキしているの。




なのに―――






「きらい」




そう言って、彼の頬を叩いてしまう。





(ああ、またやってしまった…)









素直になれない♀

×

いつでも迫る甘い♂





「っ、や…!」




甘く噛んで 甘く痺れさせて


  素直に、なるから――。