サヨシグレ

作者水面 曄

神様は凡庸な僕に天使のような女の子をくれました。だけど、その天使は誰にも言えない壮絶な傷を抱えて生きています、今も、これからも、ずっと。そんな君と僕のお話。



この道に自分の全てを賭けて歩いてく



道の途中、


何十回何百回と躓いて転んで


目に見える傷、見えない傷をたくさん負って


もう痛くてズキズキ疼いて涙も溢れて


立ち止まったとしても


歩くことは止められない



ほかの道、なんてないから

この道しか、ないから



そう教えてくれたのは


傷だらけでも笑う、君でした