麻美佳
親の目線
私自身も親だからか、親の目線から読ませて頂きました。命の前では本当に親は無力、親というよりは人としてもかもしれませんが・・・独身の時は自分が一番大事でした。恋人・家族・友人。みんな大切だけど、自分がかわってあげたいほど、命を差し出せたかと問われれば微妙です。けれど、親は違います。子供の命ほど大切なものはありません。自分の命を差し出して助かるなら喜んで差し出すのが親なのかと親になってはじめて思いました。守るべき者ができると人は強くなると思います。その事をこの作品を通して再確認する事ができました。私も親になった初心を忘れず、愛したいと思いました。