ブレイク・スルー

作者山田ビタミン

就職氷河期なんてぶっ飛ばせ!―斜め45度、心を未来へ向けろ!

…あの頃の僕達にとって、想像もしなかった毎日を送っている。大学卒業を控え、当たり前のように就活をして、周りと同じようにどこかの企業に就職をする、そして、想像出来きてしまう未来にちょっとばかり元気を失くしていた、あの頃の僕達にとって。


…向かうべきゴールが書かれた地図を持つことも無く、ただただ走り出していたのかもしれない。そして、今でもその何も書かれていない地図を手に、想像も出来ない未来に向かって走り続けている…


…不安が無いと言えば、嘘になる。迷いが無いと言えば、それも嘘だ。


…でも、僕達はこう思う。地図が行き先を決めるのではなく、行き先を決めるのは僕達自身なのだと。あの頃も、今も、そしてきっとこれからも…