緋の燈火

「…やっぱ変なんだよなあ」

また独り言かよ…さすがに多いつーの。

「ねえ、あれ何者？」

何者って…。

「ただの親友」

なんで疑われてんの。

つーか話合うの？

「灯さんのことで盛り上がる」

は？それただの悪口じゃ…。

「これが私の正攻法」

「いいんじゃない？」

「ふん。灯は灯でしかない」

コイツら…言葉に重みを感じないんだけど！？

こっちは真剣だっつーの！

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この作品はFell slowlyを分割したものの一つです。