ゆず
ありふれた幸せ…だからこそ愛おしく
記念日にかけて…
銀婚式と、金婚式
二つのテーマにもとづいた短編集。
どちらも、
もしかしたら、自分の両親、または祖父母もこうだったかもしれないなぁと
なんて考えてしまうほど何気ない
平穏なお話かもしれません。
でも、心にずしんと響いてきました。
運命の出会い!じゃなく…差し出された手に見えた暖かい日常。
ラブラブ!じゃなく…相手の嫌なところばかり目に付いて喧嘩ばかりの夫婦。
なのに、それがとても愛おしいのです。
人間味に溢れていて、とても暖かい。
何気ない日常を送るのが実は一番難しいことなのではないか?
そしてそれを何年も過ごしてきた夫婦の見えない絆…や重みは、
他人にははかりしれないものなのだろうなぁ…
そんなことを深く考えさせられるお話でした。
人間味にあふれた、とても心温まるストーリー。
おすすめです!!