南 来夢

人を、傷つけるぐらいの本気の恋
ずっと疑問に思っていました。誰かを傷つけない恋はあるのかなって。そんなもの、本気で恋をするならきっとない。でも、りんさんは誰かを傷つけてもいい恋はありますかと、今回の作品で何度か問い掛けていました。私は、自分が、自分を守ることに必死な女だと思いました。誰かを傷つけたくないから、なら自分が傷つこうって。そうすることで、私が見えていないところで、誰かが傷ついているのにも気づかずに。自分勝手なエゴに気づかず、私はきっと、たくさんの人を傷つけ続けています。そんな生き方も、きっとある。でも私も、ジュリちゃんみたいに、前に一歩踏み出してみたいと思いました。同じ17歳だけど、とても辛い思いも、とても幸せな思いも、どうしようもないぐらい切ない思いも体験した幼なじみ三人の絆がとても羨ましいです。エイジの切なさも、タイキの切なさも、ジュリちゃんの気持ちも、何となくだけどわかってしまって、涙が溢れました。そして久しぶりに声を上げて泣いてしまいました。気持ちを押し殺すのに慣れてはいけない。いつでも素直にならなくちゃと、りんさんの作品を見ていつも思います。こんな気持ちにさせてくれて、ありがとうございました!