作品コメント
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- やなぎみお
願わくば…
自分の生まれついた境遇
それに逆らう事なく
運命として受け入れ、全うする彼
対して、運命を変えてほしいと願う彼女の
想いの違いに
切なさが込み上げてきました
願わくば、彼には
生きて欲しかった
そう願ってしまいました - Μёёиа
夜空に輝く美しき哀歌
「生きて」いることの意味。
「生きる」ことの価値。
何のために生まれ
何を成し遂げるために生まれ出でたのか。
特殊な運命を背負って生まれてきた存在を通して、あたしたちにそれを語りかけてくる切ない歌……
あたしにはそんな印象を受けた物語でした。
何より斬新で良かったと思うのが、
「己の意思で人生を全うしたもの」
と
「彼を大切に想っているもの。失くしたくないと願ってくれるもの」
のふたつの視点で描かれていたことです。
命の刻限を知って、精一杯生き抜いた者の生きざまに心を動かされ
けれど、ひとには必ず自分を大切に想ってくれている存在がいるということを忘れてはならない。
ただの英雄を描くだけでは伝わらない大切なことを、伝えてくれるのではないのでしょうか。
短い中に様々なことを伝えてくれる。
夜空に輝く月のように儚く、切なく紡がれる歌を聞いて、余韻に浸ってみればいかがでしょうか? - umeri
『生』と『命』
短編で綺麗にまとまっていたので読みやすかったです!
ルーシアとユートの別視点で書かれていたのが斬新でした。
登場人物の心理描写が上手く書けていたので感情移入も出来て世界観も伝わりました。
余計な文章を入れずに高度な書き方が出来る作者様に感服致しました。
解説を読んでから、もぅ一度読み直しても見方が変わってきて楽しめると思います!