亡き父の後任として李国に迎えられた軍師、韓栄。彼女は李国初の女性軍師だった。彼女はその智を宮中で活かす中で思いもよらぬ感情を識る事になる。その感情の名は……

晴天の日、李国の宮中に鳴るは小さな靴音。


小さな身体は悠然と闊歩する。


濃茶の瞳は自信ありげに輝く。


たたえる余裕の微笑は敵などはいない、とでも言っているのか。


君主の前にかしずく小人は、新しく李国に迎えられた軍師だ。


彼女の名は韓栄。亡き父に代わり、軍師として宮中に招かれた。


彼女は父譲りの才能を活かす為に宮中に足を踏み入れた。


彼女を待つ試練は、周囲の偏見、敵襲、そして……。




閲覧頂いてる皆様、本当に有難う御座います。時々加筆、修正してる箇所があります。時々読み返しながらお楽しみいただければ幸せます。