月森ゆら
珍獣と作者の人となりが垣間見れます☆
ある暑い夏の、庭先に現れた『珍獣』と作者様とのふれあいを描いた物語です。
読んでいる間にふと考えていた事は、野生の動物の生命力。
そして、やはり洞察力。
野生の勘でしょうか?
出会った時にはガリガリに痩せ細り、体毛すら抜け落ちてしまっていたタロコ(珍獣)ですが、作者様と出会い、ふれあいの中で徐々に快復していく姿が微笑ましく、ほのぼのとしながら読ませて頂きました。
けれども同時に、作者様だからこそ警戒心の強い動物が助けを求めに現れたのかな?
とも思わせるエピソードも興味深いものでした。
タロコと名付けられた珍獣も気になりますが、タロコや作中に出てくる動物達を通して、作者様の人間性も垣間見れる作品です。
ほのぼのとした、安心して読めるノンフィクション☆