学生の頃に楓零軒さんに出会い、その狂おしくも温かい作品たちに魅了され、そして今や二児の母となった現在でも、ふと思い出して読みにきてしまいます。
作中の「反抗することはいい。それも成長だ」という涼平の言葉が印象的でずっと残っていて、初恋に始まり、本編、番外編全て読み、その上でもう一度こちらを読み終えました。
最愛の大切な人を失くした涼平とイツミのその後のお話。親となった今読むと、もう本当に2人が愛しくて切なくて…
イツミの指にずっとある指輪とか、不器用ながらも息子と向き合う涼平とか、涼平が都合がつかないときは必ずフォローするイツミとか、もう本当に感動です。大好きです。そしてただただ切ないです。
イツミの生きてきた道を思うと、心がギュッと切なくなりますが、どうか渚が大切にしていたものを守りながら、穏やかに紡いでいってほしい。
彼の孤独が少しでも安らぎますように。
涼平もイツミと生きてくれてありがとう。 
栄太と男3人で、穏やかに生きていってほしい。
読み終わった後に、泣き笑いしたくなる、そんな作品です。

楓さん、お元気ですか?
iらんどさんの仕様が変わり、昔のブログなど読めなくなり少し寂しいです。
でもこれからもずっと、待っています。 
もう戻ってこられなくなっても、
楓さんが残したものはずっと大切な宝物です。
こんなに素敵なものを、ありがとうございます。
いつかまた、出会えることを祈っています。
ご自愛下さいね。