Jade

天使が堕つるは何故か
左手に握るは何十万人もの命。
右手にはたった一人の大切な人。

片方を選ばなければならない状況下で、はたしてどちらを助けることが『正しい』選択なのでしょう。

窪田が決断に迫られているその時、宙づりの状態で剛史は思いをめぐらせます。

周囲から天使のようだと云われた彼が、警察官として正義に燃えていたはずの彼が、どうして『悪』となってしまったのか。

『追憶のマリア』に登場する彼は、絶対的な悪ではありませんでした。
どんな人でも、もしかしたら『正義』と『悪』の二面性を持っているのではないでしょうか。そしてそれは、突発的なことで表に出てきてしまうのかもしれません。


この作品は、ぜひ『追憶のマリア』読後、すぐにお読みください。
作者様が表紙に書かれているとおり、確かにこの作品だけですと置いてけ堀をくらってしまいそうですが、二作品読後に明らかとなる思いには、震えが止まりません。