ガラクタのセレナーデ【ﾗﾌﾞﾐｽﾃﾘｰ/完】

小夜曲（セレナーデ）を聞くには、今宵の夜空は満天すぎるのです 散りばめられた星の瞬きはサービス満点 長編であれば、必ず筆者さまも納得できる作品に仕上がったと思われます どうしても短編なら、登場人物の取捨選択を 例えば冒頭の2人の刑事、これは有坂刑事と那智ではダメでした？ 主要人物の情報は早めに読者にください ラブとミステリーどちらが主軸か 魅力的な表紙の『恋愛』なら、真といろはの心を、もう少し丁寧に見せてほしい 『ミステリー』なら敵のキャラを立たせる工夫を 良い人のはずの所長が、いろはに牙をむくギャップは面白いです キャラの性格は、もう少し大げさに書いても良いのでは？ 例えばいろは 瑞希との対比で彼女の清廉を現したかったようですが、セリフだけなので弱い そして本当に平等なら、真にガラスの兎を買い与えるでしょうか？ 一本筋の通った『光る個性』を 筆者さまのサービス精神はラストの緊迫シーンにも現れています しかし、ここに主役のいろはがいないのは寂しい 人質に取られても(笑)？ 短編に贈り物を詰め込みすぎです 思い切ってエピを捨てることも視野に入れてみて下さい