作品コメント

いいお話
胸がじんわりと温かくなって、心に残るストーリーです。

主人公の語り口調で進められるお話ですが、作品の中できちんとこの技法が生かされています。そのため、口調でＵターンしてしまうのは少々勿体ない気がします。
また最後まで読んで思ったのは、この作者さんは技量があるなということです。個人的なイメージとしては「技量のある方がさらさらと書いたお話」というのが近いですね。
そのため文章自体は読みやすく、とっつきやすいです。私も気がついたら最後まで読んでいました。

少々あっさりしている気もしましたが、10分程度で読めるお話なので活字の苦手な方にもおすすめできます。

気持ちがわかります
わたしも大好きだったけど、ちゃんと想いを伝えられなかった人が亡くなりました。
なんだか、読んでいて自分たちとかさなりました。これからも、頑張って下さい

泣く！
独特の語り口調と、話の流れが印象的な作品でした。

同時に、かなり共感できる部分もあり、目を潤ませながら読んでいました。

でも正直、この作品に共感できる人は少ないと思います。というか、そんな人は、おそらく作品中の言葉を借りると、『おかしい』です。まあ私もその一人ですが。

紫穏sideもよかったですが、個人的には蘭sideが好きです。

蘭sideの最後に出てくるあやめも好きです。

長文&乱文、失礼しました。

そんなことで俺は死ぬ
死ぬほどの理由じゃないと自覚しながらも、死にたいのだから仕方がない女の子と男の子の物語。

純粋で不器用で脆くて、取り繕われた世界に適応できなかったが故に、
歪んでしまった心は生き場所がない。

客観的に自身を分析しようとする二人の語りは冷静で強がりなのに、

互いを想う文面の優しさに正直さに、泣けた。

生きてて欲しいなら、生きて欲しかった。わたしもそう思うけれど。
彼女の生きる理由になった彼は、満足なんだろうなと思うラストでした。

素敵、です
とても素敵なお話でした。

自分がきらいな女の子と
他人がきらいな男の子。

題名をみたときは
歪んだ恋のお話かなと
思ったんですが
とても、さらっと
読むことが出来ました◎


いきなり、男の子が
自殺したときは
びっくりしましたが。


そして、最後のおちが
素晴らしかったです。

なるほど、と納得しました。

そして、もう一度
読み返したくなりました。

秋雨 薫

2011年10月2日

歪んでいる者同士の純愛
自分が嫌いな蘭と他人嫌いの紫穏
歪んでいるようで純粋な二人の恋物語

まるで語りかけるような文章で、気付けば最後まで読んでい
ました

初めは歪んだ二人が印象的でしたが、付き合っていくうちに
どこにでもいるカップルのように優しい雰囲気になってい
き、このまま幸せになるのかなと思っていました

紫穏が突然自殺してしまったのには驚きました
手紙は明るい口調で書かれていましたがそれが逆に切なくな
りました…
そして蘭の死にたいのに紫穏の手紙により死ねなくなってし
まった事…
自分のようになってはいけないよ、と言っているようで本当
に蘭を想っていたんだなと思いました

とても切なくて優しい純愛物語…
素敵な物語をありがとうございました!!

感動しました。本当に凄い作品。泣きたい方に全力でお勧めします。
切なくて、苦しくて、でも温かくて。
歪んでいるようで、純粋で。

真っ直ぐすぎるが故の、生きにくさ。


彼の手紙のところでは、視界が滲んでいました。
行き場のない悲しみに。
それほど主人公に感情移入してしまっていました。


冒頭の主人公の語りが長めなので、途中でやめようかと正直思ってしまいましたが、彼が登場した途端、一気に惹きこまれました。

最後まで読んで本当に良かった。

修正されるとのこと。
是非、もう一度読ませて頂きます。

感動…!!
読み終わった時のこの想いがなんとも言えないです。
ちょっと簡単に表すなら『感動』ですね。
心に残ります。

死にたがり、というめずらしいテーマもいいなって思いました。

蘭の想いﾅﾄﾞ表現がとても工夫されていると思います。

ステキな作品をありがとうございました。

これからも、がんばってくださいね^^*
応援してます!!

あふるる想いが綴られたもの
読み始めたとき、これは小説ではないなと思いました。

一人称にしても、違和感があったのです。


しかし、最後の章を読んだ瞬間、納得しました。
これは、溢れる想いが綴られた「手紙」だったのですね。

文体でそれを表現できているので素晴らしいと思います。

そして、花言葉など勉強なさっている姿に好感を覚えまし
た。


物語についてですが、欲を言えば、二人には生きてほしかっ
た。

彼は、彼女の強さを見くびっていたように思います。彼女
は、彼の弱さも受け止めていたのに。

本当に、切ない。


二人で補うように、生きれば良かった。
でも純粋すぎたから生きられなかった二人。

こんな純粋な人達が、生きられるような世界になってくれれ
ばいいのにと、切に願います。

不思議で、歪んでいて、それでいて純粋で。


温かいお話をありがとうございました。