NOEL

温かく、清々しいクライマックス
上巻から引き継いだ、急展開を上手く活かし、スピーディーかつリアルに話が始まり、

あっと言う間に話にのめり込んで行く、物語構成に惚れ惚れしてしまいました。


最終的に、黒幕とは、切なくも温かいエンディングを迎え、

姉妹の再会や、世界の終焉の定義は、感動的かつ衝撃的であり、とても深い感情が込められたワンシーンに感じられました。

人間には必ず"終わり"がやってくる。
それは、現世でもゲーム内でも同じこと。

だから、ゲームみたいにリセットなんて出来ない現世で、幸せを見つけることが、何よりも大切なのだと感じることができました。

まだ、それぞれの道を歩き出した、各キャラの清々しさに、読後の爽快感も味わわせていただきました。



著者さまの今後の執筆活動を応援しています。