幸せのイニシャル

作者みかん

5年生の春休みの学校。1番大きい楠の木の下で寝てた優くん。整ってる顔だなぁって思ってずっと見てた。
1つ年上だって知らずに色んな事を相談しちゃってごめんね。

ねぇ、優くん




たくさんの約束をしたね





ずっと一緒にいようとか、



結婚の約束はしなかったね



まだ、あの頃は無邪気で正直で嘘が言えない子供だった





でも、今は、ちゃんと前に進んでるよ



優くんは今は何処にいるの…?



中学生の私にはまだまだ世界の恐ろしさを知らなかったんだ





優くんに出会って5年



私は今も優くん…あなたを忘れてないよ