時代は70年代。中学生の紗代子は、学校にも家庭にも馴染めない、孤独な少女だった。唯一の理解者であるおばあちゃんにしか心を開かない。夏の終わりのある日、紗代子は不思議な“拾い物”をする。それが、彼女を含め、周囲を巻き込む恐ろしい出来事の始まりだった。