醜い烏の子 ―黒き翼―

作者千鶴子



「俺は出来損ないだ…」

そう言ってしむ君に、





「そんなことはない」

と、あたしは顔で励ます。







「一族の恥さらしに居場所なんてない…」

そう言って下する君を、




「あたしがずっと一緒にいる。約束」

と、あたしは彼をき締める。







執筆開始【2013/09/01】