こういち

余韻
作者様の優しさが伝わってきました。
逆くもの糸ですね。

物事に命の駆け引きを取り込むと、
それは同時に究極の主題を背負い込むことになります。
いい例が高瀬舟ですね。
空を駆け、海を渡り、森を割いた彼は、
まったく始めの内に彼女の死を選択しました。
死を前提に書いたことで、
本当に優しい余韻が残る効果。
見習わねばなりませんね。