作品コメント
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- 繭結理央
罪
アンディを“旅立たせて”しまったことが罪なのか?
大悪党ともあろう者が情を肯んじたことが罪なのか?
前者を選べば“アンディの旅立ち”という悲劇が浮き彫りとなる。
後者を選べば“ギルバートの改心”という未来が浮き彫りとなる。
喜びの時間の末に待ち受けていた、1人の少女の悲劇に浸りたければ前者を。
悲劇の先に光り輝くかも知れない、1人の悪党の未来を探りたければ後者を。
直接的な捉え方か、逆説的な捉え方か……読者の理屈が問われそう。
いや、それとも……。
自分自身の“ニーズ”にあわせて読み方に選択肢を拵え、ああだこうだとシタリ顔で論うことが、思わしくない筋違いのような気さえしてくる。幼気(いたいけ)な真情で読むことのほうが最善のような気さえ。
だけど、この“幼気”というのが難しい。読了後の余韻もそこそこに、充分とも余分ともわからない理屈を捏ね、あげく立派な批評家の顔をしたがる私ったら偉そうに。
ああ……それだけ私は“罪”を重ねてきたというわけか。
だとすれば、どうか、この童話を“犠牲のアンディ”とはしませんように。 - みづき海斗
泣けました(TT)。。。
ギルバートは最後の最後でも「罪」を犯したのですね。それは今までの罪より最大の罪。その後ギルバートはどうしたのでしょう?感銘を受ける作品でした。 - こういち
余韻
作者様の優しさが伝わってきました。
逆くもの糸ですね。
物事に命の駆け引きを取り込むと、
それは同時に究極の主題を背負い込むことになります。
いい例が高瀬舟ですね。
空を駆け、海を渡り、森を割いた彼は、
まったく始めの内に彼女の死を選択しました。
死を前提に書いたことで、
本当に優しい余韻が残る効果。
見習わねばなりませんね。 - ハンバーグ
絵本のような
はじめまして。
評価屋のハンバーグです。
こちらは小説というよりは、絵本のような作品ですね。
話が分かりやすく、それ故に安心して読めました。
欲を言えば、999番目の罪を分かりやすくかいて欲しかったです。
オチは、『アンディを外に出してしまって、命を縮めてしまったことが罪』なのですよね?
自作も楽しみにしています。 - イシカワシロウ《スライ&ロイド》
ブラボーです。
物語に独特のリズム感があり すごく読みやすい
文章の作りをわざと粗くすることで 登場するキャラクターの純粋さが表現できている!
ブラボーです。 - eriko
読みやすいです
初めて人の作品に触れさせて頂きました。すごく読みやすかったです。
子供の頃に読んだ絵本とは一味違い大人が理解しやすい文章だと思いました。 - 裕妃
美しい世界
文章が流れるようにキレイですね。
間の開け方も効果的です。
読んでいて心が穏やかになりました。
こういう世界 好きです^^ - Rin
よかったです♪
絵本らしさが出てて子供だけではなく、大人も見ていてよかったと思える作品でした。また是非、絵本を書いて下さいね!!