高校に入り、新しい友達と平穏な高校生活を送っていた灰原雫。でも彼女の中にはかつて強いられた孤独心が消えることなく残っていた。それが彼女の心を蝕み、壊していく。
「一人にさせて」
突き放してまで、無視してまで
それを望むようになった
私をそうさせたのは
慣れ親しんだ孤独の記憶