事務所の左奥。
窓際からひんやりと冷たさが薫る。
そこが私の席。
そこでまた私は、上司の沢田に怒られていた。
「何度言ったら分かるの?!!同じミスして!」
「スミマセン…」
「分からないなら聞いてっていってるでしょう!?」
もはや返す言葉もなく黙りこむ。
上司の沢田は呆れ、これ以上私に言うことがないのか自分の持ち場へ帰った。
何で同じミスしちゃうんだろう...
ほんとダメだなぁ…
何してもダメな私。
きっとどこにいっても上手くいかない。
落ち込んでいる私に、同期のハルちゃんが声をかけてきた。