ピンク色の自由帳を持った一人の女の子
『みなさん、いきなりだけどよろしくね!』
喋ることを許されず、いつの日か喋り方も忘れてしまった女の子。
しかしそれを救ったのは女の子の双子の兄とされる男。椿(ツバキ)。
「無理して喋んなくていい。俺ら双子だろ?気持ちぐらい伝わる。ナメんな。」
優しい笑顔と冷たい視線の過去とは―――
椿はまたある暴走族の総長をしていた。
それを支える副総長兼天才ハッカー颯(ソウ)。
「おいで。そんな顔を晒すくらいなら俺の腕の中に居ればいい。」
毒舌の中に優しさがある甘い貴公子。
またの名をJOKER
喧嘩っ早い特攻隊長晴夜(ハルヤ)
「――――っだぁ!泣くのか笑うのかどっちかにしやがれ!喋れないなら喋る努力しろ!バカたれ!」
何でもストレートに言う美人な暴君。
元気なワンコ系キューティー防衛隊長蜜(ミツ)
「なぁなぁ泣くなよ!そんなに泣いたら干からびちゃうぜ?な?な?」
笑顔を忘れないキラキラわんこ。喧嘩は護りたい人が居るときだけ―――
ピンクのほっぺとピンクの自由帳。そして薄く色素の無くした桃色のふわふわ猫っ毛。
これが彼女のトレードマーク。
声を無くした彼女がこれから出会う最強暴走族とのお話。
少し覗いてみませんか?