side理人



2001年2月18日




この日は、俺も陽向も忘れられない。




母親が、俺達2人に遥香という可愛い天使をプレゼントしてくれた。




ほかの赤ちゃんよりも、1回り小さかったけど一生懸命生きようとする姿を、俺達はたまらなく愛おしいと思った。




『お兄ちゃん達が守ってやるからな。』




そう言ったのは陽向だった。




この日、俺と陽向で約束をした。




この小さな命を、一生かけて守っていこう。




そして、一生かけて幸せにしよう。




だから、俺達はあの日に決断した。




遥香を守るために。